まずは、「らく卒フォーマット」のヒント①にある6つの設問に応えるかたちで
これだっ!ていう論文テーマをひねり出してみませんか?
<1>好きなこと・興味あること・得意なこと・将来やってみたいことは?もしくはその逆は?
この設問にある『逆』というのは、当然ながら
嫌い・興味のない・苦手な・将来なるべく避けたいこと。
自分に向けて発する―、
・なぜそれが嫌いなのか
・なぜそれに関心(興味)がないのか
・なぜそれが苦手なのか
・なぜ将来それを避けたいと思うのか
という問いです。
どうです?
こうして問いを並べてみると、この逆パターンのほうがテーマを見つけやすく感じませんか?
なぜなら、「好きなことは?興味あることは?得意なことは?やりたいことは?」と聞かれて
「はい、○○です!」ときっぱり答えられる人はそうそういない。
けれど、「嫌い・興味ない・苦手・避けたいことは?」なら山ほどあるのが普通です。
ゆえに逆パターンはテーマ設定に使いやすいわけです。
逆パターンには、さらなる利点があります。
考えてみれば、数学が苦手な人が「なぜ面白くないか、どうして苦手になったか」を論じるほうが
得意な人が論じるよりも、ある意味説得力がありますし、共感を得やすい。
それに何より、研究の観点がユニークなものになりやすいという利点です。
例えば、あなたが「選挙に関心がない」としたら、なぜないのか、なくっちゃダメなのか、
どうしたら関心を持てるのか、何があれば投票に行こうと思うか。
そんなふうに「関心のない人ならでは目線」でもってあれこれ問いをたて、
その中のどれかにスポットを当てれば、斬新なテーマが浮き上がってきそうです。
さらに「投票」に行かなくても、
政策に関する自分の意見やアイデアを「投稿」するような仕組みはどうなの?とか、
AKBの総選挙のやり方を入れてもいいんじゃない、とか、
「ならでは目線」でどんどん問いや発想を広げていけば、テーマはもちろん、
目次構成や内容もあれこれ浮かんできそうです。
「好きなこと、興味あること、得意なこと」もいいのですが、
敢えて「嫌い・興味ない・苦手なこと」をテーマにして研究してみる。
そういうスタンスもあっていいわけですし、
むしろ、その方が切り口が新鮮で、面白い論文になりやすいと思います。
以下の設問にも、それぞれ逆パターンを当てはめて検討してみましょう!
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